コーヒー好きの読者の皆さま、コーヒーが飲み始めから最後の一滴まで、冷めずにずっと温かいままだったら…と思ったことはありませんか? 筆者は自宅で、一杯分ずつ豆を挽くところからドリップコーヒーを作りますが、せっかく丁寧に淹れたコーヒーも、冷めてしまうとおいしさが半減してしまいます。
そんな悩みを解消してくれたのが今回紹介する保温マグの「エンバーマグ(Ember Mug)」。新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務を始めたことをきっかけに購入。現在では、筆者夫婦だけでなく、義両親も含め、かれこれ2年以上、家族で同じ商品を使っています。
コーヒーを設定した温度に保ってくれるエンバーマグを一度使い始めたら、もう普通の陶器のマグカップには戻れません。
過去にステンレス製のサーモマグも試しましたが、淹れたての熱すぎる温度が冷めるまで待たなくてはならず、猫舌の筆者にとっては便利とは言えませんでした。
エンバーマグのおかげで、生活に良い影響がありませした。
- 仕事のやる気が出る。
- オフのリラックスタイムがより充実。
- コーヒー抽出がますます楽しくなる→コーヒーがますます好きになる。
本記事では、筆者と同じ悩みを抱えた読者の方の参考になるよう、エンバーマグの魅力を紹介したいと思います。
エンバーマグの概要
エンバーマグを製造するエンバー社は2012年、コーヒーやお茶を飲む人々の単純ながら万人に共通した悩み「ずっと適温のまま、飲み物を楽しみたい」を解決するためにカリフォルニアで設立されました。
(引用元:https://ember.com/pages/retailers)
独自の特許取得済み「温度調節技術」を活用し、飲み物を適温に保ってくれる製品を販売しています。ホームページによると、同社は今後、温度調節技術を医療分野で活用することも視野に入れています。
現在ホームページで確認できる主なエンバー社の商品は、以下のとおり。
- エンバーマグ2(10oz、14oz)色:赤、黒、白、グレー
- エンバーマグ2 メタリックコレクション(10oz、14oz) 色:ローズゴールド、コッパー(銅の色)、ゴールド、シルバー
- エンバートラベルマグ(12oz、携行用) 色:黒、赤
- エンバーカップ(6oz、エスプレッソ向き)色:黒、コッパー(銅の色)
- エンバーマグウェディングコレクション 色:黒(+Mr印字)、白(+Mrs印字)
自宅で楽しむのであればエンバーマグ(容量の大きい14ozがおすすめ)、持ち運びを想定するのであればトラベルマグが良いでしょう。
本記事で紹介しているエンバーマグ2の容量は14oz(414ml)とありますが、これは満タンまで注いだ容量になります。
次の項では、エンバーマグを実際2年使っている筆者がその魅力と、使用感について紹介したいと思います。
魅力1: ホットドリンクを設定温度に保ってくれる
以下では筆者が使用しているエンバーマグ2について紹介します。
なんと言っても一番の魅力は専用の充電器(コースター)でマグに内臓されたバッテリーを充電することにより、コーヒーを設定した温度に保ってくれること。
- 標準の温度設定は57.2℃、Emberアプリをスマートフォンにダウンロードすれば50℃〜62.5℃の間でお好きな温度に設定ができます。
- 充電器から離した状態では最大80分程度温度を保つことができ、充電器に置いたままだとバッテリー切れの心配はありません。温かい液体が入った時だけそれを感知して保温する仕組みになっています。
- マグの中身が空になると自動的に検知して保温を停止します。
[上] 60℃に設定し、現在コーヒーは74℃ (淹れたて)
[下]マグが空の状態
コーヒーだけでなく、お茶などあらゆる温かい飲み物に適しています。
魅力2: スマホと連動した便利機能
温度設定やマグの下部にあるライトの色はEmberアプリ経由でスマートフォンから設定することができます。
以下が、主にアプリから設定できる項目です。
- 温度設定
- パーソナルカラー (LEDライトの色、写真下部のピンクの部分)
- Apple ヘルスアプリと連動したカフェイン摂取の記録
- 摂氏℃と華氏°Fの選択
我が家ではLEDライトの色で持ち主を特定しています。
ただアプリのインストールは必須ではありません。またアプリで一度設定してしまえば、普段はアプリを開くことはほとんどないので、メカやITが苦手な方にとっても全く難しくないです。
魅力3: デザイン
究極までにシンプル・ミニマルです。私はつや消しブラックを使っていますが、まったく飽きが来ず、他のコーヒー用品とのコーディネートもばっちりです。
(エンバーマグ2[黒] |引用元:https://ember.com/products/ember-mug-2?variant=42924843598009)
メタリックコレクションや、白、赤、グレーもありますが、私は黒がかっこいいと思います。
(メタリックコレクション|引用元:https://ember.com/products/ember-mug-2-metallic-collection?variant=42514930172089)
14ozのエンバーマグは、457gと結構重みがありますが、筆者はそれほど気になりません
お手入れと注意点
- 食洗機は使えないので、柔らかいスポンジで優しく手洗いする必要があります。
- コーヒーにミルクや砂糖を入れる方は、金属のスプーンではなく、シリコンや木製のスプーンで混ぜましょう。主人はカフェモカを毎日作りますが、金属のスプーンを使っていたら、表面のコーティングがはがれてしまいました。(現在は2代目を使用)
参考までにほぼ新品状態のマグと、ブラックコーヒー派の筆者が約2年使用したマグの底の部分の比較写真を掲載します。2年ほど使用すると、底の部分の塗装が少し薄くなってきているように感じます。ほぼ毎日使用していることを考えると、容認できる範囲の劣化だと思います。
(ほぼ新品)
(2年使用後)
まとめ
唯一のデメリットは、値段が決して安くないこと。ただし、最後の1滴まで温かいコーヒーを楽しめることは、値段以上の価値があると思います。まさにゲームチェンジャーでした。
在宅勤務のモチベーションを上げてくれ、日々のコーヒーライフを豊かにしてくれる無くてはならない存在になっています。コーヒー好きの方には、ぜひおすすめしたい商品です。
また贈り物やお土産にも喜ばれると思います。個人的にウェディングセレクションはなかなかのセンスで、夫婦への贈り物として最適な商品だと思いました。
(ウェディングコレクション|引用元:https://ember.com/products/ember-mug-wedding-collection?variant=42691009577145)
アメリカでは、アマゾン、Target、Bloomingdale、Williams Sonoma、Costcoなど、キッチン用品を扱っている有名大型店で手に入れることができます。
ACアダプタは100Vから対応できるので、日本でも使用可能。日本在住の方へのお土産にも良いでしょう。
日本ではAppleで10ozバージョンが購入できるようです。