アメリカ在住Skyが美味しいドリップコーヒーを作るために、自宅で使用しているコーヒー用品を紹介【2. ドリッパーとフィルター編】

COFFEE

こんにちは、ニューヨーク在住ブロガーのSkyです。

  • 自宅で豆から挽いた美味しいコーヒーが飲みたい!
  • でもそもそも、どんな道具が必要?
  • 毎日使うものだから、使い勝手が良くて、デザインも素敵なコーヒー用品を揃えたい!

そんな疑問にお答えするため、【1. コーヒーミル編】に引き続き、わたしSkyが自宅で使用しているコーヒー用品を紹介していきます。

本記事で紹介しているドリッパーとフィルターは日本で購入・使用が可能ですが、それ以外のコーヒー用品は基本的に日本で購入または使用できないものになります。(日本在住の方ごめんなさい。)

ただ製品を選ぶ時の参考となる情報も記載していますので、読者の皆さんがお気に入りのコーヒー用品を見つけるためのお手伝いができれば幸いです。

ー目次ー

1. 豆を挽く: コーヒーミル(グラインダー)

Breville Smart Grinder Pro

2. 挽いた豆を入れお湯を注ぐ: ドリッパーとフィルター本記事

Melitta 1cup用 ドリッパーとフィルター

3. お湯を沸かす: 電気ケトル

Fellow Stagg EKG Electric Kettle

4. マグカップ

Ember Mug2 14OZ

2. ドリッパーとフィルター

メリタ Melitta #2 (1cup用) ドリッパー とフィルター

1-Cup Pour-Over™ Coffee Brew Cone – Black

#2 Cone Filter Paper Natural Brown – 100 Count

前記事でも記載しましたが、マグカップに直接ドリップコーヒーを注ぐ派の私は、Melitta の1杯分のドリッパーをずっとを愛用しています。このドリッパーは日本でも購入したもので、現在も活躍中です。

ペーパーフィルターのパッケージに表示されている番号#2は、コーヒーメーカーなら2-6杯、ペーパードリップなら1杯分の使用に適しているとのこと。

Melittaの良いところは、ペーパーフィルターが比較的どこでも購入できることです。アメリカのたいていのスーパーに売っています。もちろん最近はアマゾン等で、どのメーカーの商品も手に入りやすくなっていますが、Melllitaのフィルターはいろんな場所で買い物のついでに購入することもできます。

さらにペーパーフィルターを使う利点は、掃除が簡単であるの一言に尽きます。ゴミ箱にそのまま捨てられるので、忙しい朝には助かります。

ドリッパーとフィルターを選ぶときに考慮すべきは、以下のポイントです。

ドリッパー

(1)ドリッパーの形状
大きく「台形」「円すい形」に分けられます。それぞれの特徴を表にまとめました。

特徴
 台形 ・円すい形に比べると穴が小さく、コーヒー液がドリッパーの下部に溜まってからカップに落ちる。
・抽出にかかる時間が長くなるため、比較的濃厚なコーヒーを味わえる。
・コーヒー液の出口が少なく、抽出速度を一定に保ちやすい、つまり味を一定に保ちやすく、どちらかというと初心者におすすめ。
円すい形 ・台形に比べると穴が大きく、中心に集まったお湯がそのまま下に落ちる。
・抽出時間が短くなることから、雑味のないすっきりとしたコーヒーを味わえる。
・注ぐお湯の量や速度で味に変化が出るため、どちらかというと中級者以上向け。

(2)ドリッパーの穴の大きさ
これは(1)でも触れましたが、穴の大きさはコーヒーの抽出速度に関わってきます。穴が大きいほど、コーヒー液が滞留せず早く落ちるので、苦味や雑味が抽出される前のコーヒー液、つまりすっきりとしたコーヒーを楽しむことができます。穴が小さいとコーヒー液が滞留する分、より苦味(や雑味)が出やすい傾向にありますが、濃厚なコーヒーを楽しむことができます。

(3)ドリッパーの中のリブ(溝)
ドリッパーの内側にある溝のような筋はリブと呼ばれます。このリブがあることで、ペーパーフィルターがドリッパーに密着するのを防ぎ、お湯の流れをスムーズにする役割があります。空気やガスがペーパーフィルターから外に抜け出すことができる隙間が多いほど、コーヒー液が早く落ちて、すっきりとした味わいになります。

(4) 素材・デザイン
プラスティックから陶器、金属まで素材もさまざまです。デザインの好みと、扱いやすさ、耐久性が選択のポイントになるでしょう。

プラスティック 最も気軽に購入できて、取り扱いも簡単。耐久性は長くない。(とは言え、私のMelittaは使用して10年ほどですが、今も健在)
陶器 見た目がオシャレで、事前に温めておけば保温性もある。ただ取り扱いを慎重にしないと割れてしまう。
金属 見た目がオシャレで熱伝導率が高く、一定の温度を保つことができる。

(5)価格
各自の予算によりますが、初めはお手頃なものからトライしてみてもいいかも。

ここで私が現在使用しているMelittaと本記事を書くにあたり購入したHario V60と比較します。

メリタ Melitta

(現在使用)

(1-Cup Pour-Over™ Coffee Brew Cone – Black)

ハリオ Hario V60

(新規購入)

(Hario V60 Plastic Coffee Dripper, Size 01, Clear)

写真
(1)ドリッパーの形状 台形 円すい形
(2)ドリッパーの穴の大きさ 1つ・小さい 1つ・大きい
(3)ドリッパーの中のリブ(溝) 直線状のリブ スパイラルリブ
(4)素材の選択肢 プラスティック、陶器 プラスティック、陶器、ガラス

これからHarioを併用してみて、形状の違いによる味の違いを試して行きたいと思っています。

フィルター

(1)形状
使用するドリッパーのメーカーが製造したフィルターを使用するのが安心です。フィルターの形がドリッパーにフィットし、組み合わせて使用することで最大のパフォーマンスを発揮するように作られています。
メーカー専用のフィルターがない場合、ドリッパーの形状やサイズに合った適切なフィルターを選ぶ必要があります。

(2)漂白の有無
ペーパーフィルターには漂白済みの白いものと、無漂白の茶色いものがあります。
過去、漂白済みの白いフィルターは、漂白の過程で塩素系漂白剤を使用していたため、環境に優しくないと言われていました。しかし最近は、MelittaやHarioに代表されるように、酸素漂白を行うことで塩素系漂白剤を使用せず、環境に配慮した商品も出てきています。

漂白済みのフィルターは、「紙の味」がコーヒー液に染み出さないという利点があると言われており、逆に無漂白の茶色いフィルターは、無漂白のため「紙の味」がコーヒー液に染み出してしまうと言われています。これを防ぐにはコーヒー豆を入れる前のフィルターにお湯をかけて、「紙の味」を除去するための一手間を加えると良いと言われています。

全体的に漂白済みフィルターの方が、価格設定が高めになっていると感じます。

(3)ランニングコストと入手しやすさ
アメリカではMelittaがHarioより若干お手頃で、販売店が多いと感じています。ただHarioは日本製ブランドにも関わらず、アメリカでもアマゾンで購入することができますし、小売店の店頭で見かけることもあります。日本人として誇らしい気持ちになります。毎日ドリップコーヒーを作るとなると、定期的にペーパーフィルターを購入する必要があるので、価格と手に入りやすさも考慮した方が良いでしょう。

本記事のまとめ
1. 味を大きく左右するポイントとなるのは、ドリッパーの形状。台形か円すい形か?
2. 台形の代表格-Melitta (メリタ)の特徴
⚪︎誰が淹れても安定して一定レベルのコーヒーが出来上がる。
⚪︎濃厚なコーヒーを淹れられる反面、雑味も出やすい。
⚪︎ペーパーフィルターは一般に流通しており、入手しやすい。
⚪︎まずは最小限のコーヒー用品でドリップコーヒーを始めたい方向け。
3. 円すい形の代表格-Hario (ハリオ) V60の特徴
⚪︎苦味や雑味のないすっきりとしてコーヒーが味わえる。
⚪︎抽出速度の調整をしなくてはならないので、細口のコーヒー用ケトルが必要。
⚪︎淹れ方により味を調整できるという面白さがある。
⚪︎ペーパーフィルターは一般に流通しており、入手しやすい。
⚪︎個人的にはデザインが美しいと感じる。
4. まずはドリッパーを選んでから、それに合ったフィルターについて、価格と入手しやすさを検討する。


今回はわたしが使用しているドリッパーとペーパーフィルターの紹介と、製品を選ぶ際のポイントをまとめてみました。読者の皆さんの参考になれば嬉しいです。

次回「3.電気ケトル 4.(おまけ)マグカップ編」に続きます。

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