定番NYスタイルから、クリエイティブな創作系ホットドッグまで。皆が大好きホットドッグをニューヨークで食べるならこのお店。おすすめホットドックのお店5選

FOOD

ハンバーガーと並びアメリカの国民食とも言えるホットドッグ。

19世紀にドイツ移民たちがアメリカに持ち込んだのが起源と言われています。野球観戦のお友としてまたたく間に全米に広がり、今では各都市独自のスタイルを持つホットドッグや、アレンジの効いた創作系ホットドッグも登場しています。

安くてお腹いっぱいになり、片手で手軽に食べられるのが最大の利点。観光の合間にテイクアウトして公園で食べたり、スポーツやビーチなど、レジャーのお友にも最適です。

ここニューヨークにも、専門店からフードトラックまで、沢山のホットドッグ屋さんがありますが、

「手っ取り早くニューヨークおすすめのお店を知りたい。」

と思われた読者の方のために、ニューヨーク在住のわたしことSkyが、現地よりおすすめのホットドッグのお店5選を紹介したいと思います。実食レポート付きですので、ニューヨークで本場の美味しいホットドックを食べてみたいと思っている方の参考になれば幸いです。

Nathan’s Famous(ネイサンズ)

ニューヨークで1、2位を争う有名店ネイサンズ。全米各地に出店しており、ソーセージはスーパーでも小売されているので、アメリカ在住の皆さんはすでにご存知でしょう。

有名な理由は2つあります。

理由その①歴史: 1870年ごろ、ドイツからの移民であったCharles Feltmanが最初のホットドッグスタンドFeltman(フェルトマン)をニューヨークのコニーアイランドに開店します。諸説ありますが、このお店がホットドックが全米に広まるきっかけを作ったと言われています

時を経て1916年、フェルトマンの従業員でポーランド系移民だったNathan Handwerkerが、自分のホットドッグスタンドNathan’s Famaousを開店。競合他社の半額で販売し、その名はまたたく間に全米に広がりました。結果的にネイサンズはフェルトマンを閉店に追いやってしまいました。

理由その② :「ネイサンズ国際ホットドック大食い選手権」を主催していることです。毎年7月4日の独立記念日に開催されており、過去には何回か日本人が優勝しているので、ご存知の方も多いでしょう。優勝者にはトロフィーとベルト、そしてネイサンズのホットドッグ1年分が贈られます。

というわけで、まずはこの有名店を抑えるべく、コニーアイランドにあるネイサンズ第一号店を訪れました。

独立記念日の翌日、つまりホットドック大食い選手権の翌日に訪問。天気も良く、ビーチに繰り出した人も多かったようで、お店には長い行列が…大混雑です。オーダーするまで30分くらい!待ちました。

■注文したもの(写真の上から)
①Chili Cheese Fries $5.25
②Original Hot Dog $4.75
③Chile Cheese Dog $5.75

■コメント・感想
ソーセージはジューシーで、パンの部分より長く、最後までソーセージを楽しるのが嬉しいです。全体のサイズとしてはそれほど大きくないので、ホットドッグ1 本だけだと、すぐにお腹が空いてしまうも知れません。

パンの部分は少し硬めのパンが使われており、軽くトーストされています。個人的にはフワフワしっとりパンのホットドッグが好きですが、これはこれでソーセージやトッピングと口の中でちょうどいい具合に混ざります。まさにビールのお友に最適。

①Chile Chees Fires – ポテトはMかLサイズから選べます。写真はLサイズです。たまたまだと思いますがポテトは少し揚がりすぎな気がしました。チリチーズとポテトの相性は抜群なのですが、デフォルトで結構な量のチリチーズが乗っているので、人によっては味が濃すぎると感じると思います。選んだホットドッグと味のバランスを考えてオーダーしましょう。

②Original Hot Dog – 基本のホットドッグ。パンとソーセージのみのシンプルな組み合わせ。希望を伝えると無料でザワークラウトと炒めた玉ねぎを乗せてくれます。(私は今回ザワークラウトを言い忘れてしましました。涙)ケチャップなどは店内設置のディスペンサーから各自で好きなだけかけることができます。

③Chili Cheese Dog – とびっきりお腹が空いていたので、ホットドッグもチリチーズがけにしてしまいましたが、チリが塩分強めに感じました。ポテトとどちらか一方だけチリチーズにしたらよかったなぁ…と少し後悔。濃厚なチーズも相まって、がっつり食べたい時にはおすすめです。その場合、サイドのポテトはプレーン(トッピングなし)でもいいかも知れまん。

■その他
お店のとなりの屋外スペースにテーブルが設置されていて、天気がよければそこで食べることができます。
ここコニーアイランドの第1号店は有名店かつ、ビーチの近くということで、夏は恒常的に混雑していると推察します。待ち時間は覚悟で訪問するようにしましょう。スタッフも結構(笑)ゆっくりなので、時間に余裕を持って気長に待つことが求められます。コニーアイランドのボードウォークにも支店 (季節限定)があるので、一旦ビーチで場所取りをしてから、ボードウォーク店を訪れてもいいかもしれませんね。

(写真:同じ日のボードウォーク店。こちらも長蛇の列です。)

「コニーアイランドまで行っている時間がない!」

と思われた読者の方、ご心配ありません。マンハッタン内でもネイサンズのホットドッグスタンドを見つけることができます。以下にロケーションを紹介しておきます。
ぜひ1度はこの歴史ある有名店のホットドッグを試してみる価値はあると思います。

(写真:マンハッタン・セントラルパーク近くのスタンドの様子。全く混んでいません。)

Sky’s おすすめ度 ☆3.0 (理由:ホットドッグの味自体は☆3.5ですが、訪れた1号店の待ち時間とスタッフの効率性が悪いのがやや難点)
Nathan’s Famous Cony Island (コニーアイランド ネイサンズ1号店 )
住所 1310 Surf Ave, Brooklyn, NY 11224
エリア コニーアイランド(ブルックリン南端)
最寄り駅 地下鉄: D、F、N、Q「Coney Island – Stillwell Av」下車 徒歩約3分
電話番号 (718)333-2202
ホームページ https://nathansfamous.com/
その他 マンハッタン セントラルパーク付近(787 5th Ave, New York, NY 10022)にもスタンド有。その他全米に展開している。ロケーションはホームページ参照

Papaya King(パパイヤキング)※一時閉店中

(2023年10月更新:23年4月をもって下記写真のお店は閉店しました。将来的に1535 Third Avenueに移転し再オープン予定)

アッパーイーストサイドにある歴史あるホットドッグ屋さん。パパイヤと名のつくホットドッグ店はニューヨークにたくさんありますが、METやグッゲンハイム美術館など有名観光スポットに近く、定番のホットドッグの他にも、スペシャルフランクとして14種類のホットドックを提供しています。

パパイヤキングは、お店のストーリーも素敵です。

(ホームページAboutより抄訳)
歴史をさかのぼること1923年。わずか16歳だったギリシャ人の少年は、移民としてたったひとりでアテネからエリー島に到着しました。Gus Poulosというこの少年には、家族もお金もありませんでしたが、彼はやる気と野望を持ち合わせていました。

Gusは懸命に働き、わずか3年以内にデリを所有するまでになります。ある時、懸命に働いてきた彼は初めて休暇を取り、キューバ旅行に出かけます。そこで彼は現地で豊富に流通されていたパパイヤに魅了されます。ニューヨークに戻ってからもGusはパパイヤを買える場所を探しますが、どこにも売っていません。その時代、キューバからのアクセスは限られており、ニューヨークで南国のフルーツを知っている人はほとんどいなかったからです。

Gusはやがてパパイヤを入手する方法を見つけ、1931年にデリを売却。ニューヨーク初の南国フルーツを使ったジュースとスムージーのお店「Hawaiian Tropical Drinks」をマンハッタンに開きます。初めは客足が芳しくなく、売れ残った果物が腐ってしまうくらいならと、無料でドリンクを提供することもありましたが、やがて人気に火がつき、2号店、3号店(フィラデルフィア)も開店します。しかし成功とは裏腹に何かが欠けていました。

1号店(現存)がある86丁目3番街(86th Street and 3rd Avenue)は当時ドイツとポーランドからの移民が非常に多く住んでいました。ある日Gusはドイツ系アメリカ人のBirdieに、彼が新しく買ったローラースケートを履いて格好の良いところを見せようとしたところ、こけて膝に大怪我を負ってしまいます。

Bardieは彼が怪我から回復するのを懸命にサポート。近所のドイツレストランから食事も届けてあげました。するとGusはドイツ食とBirdieを大好きになります。やがて二人は結婚することに決めますが、Gusはジューススタンドでフランクフルター(フランクフルトソーセージ)を売ることにしたのです。こうして南国フルーツジュースとホットドッグの奇跡の組み合わせが生まれたのです。

その後評判は広がり、Gusの提供する食事に魅了されたブルックリン・ドジャーズ(現MLBロサンゼルス・ドジャース)の選手たちがGusのお店をPapaya Kingと呼び出します。やがて一般客にもその呼び方が浸透し、ついに1960年にGusは店名を「Papaya king」に変更したのです。

それ以来、著名人やニューヨーカー、世界の人々が訪れるお店となっています。

■注文したもの
①CLASSIC NY HOTDOG(オプションのザワークラウト、NYオニオン、レリッシュは無料)※値段を控え忘れましたが$5未満
②Tropical Drink – Papaya-

■コメント・感想
こちらも手のひらサイズの小さめのホットドッグなので、1本だとお腹が空くかも知れません。小腹が空いた時の軽食にぴったりの大きさです。がっつり行きたい時は、2本注文するか、ポテトなどのサイドも頼むと良いでしょう。ケチャップとマスタードはお店のディスペンサーから好きなだけかけることができます。

①CLASSIC NY HOTDOG – ニューヨークスタイルの王道ホットドッグです。今回はザワークラウト、炒めた玉ねぎ(NYオニオン)もちゃんとお願いしました。ケチャップ&マスタードはつけませんでした。

一口食べて「これは美味しい!」。トッピングは薄味でそれぞれが主張しすぎず、口あたり良いサイズにカットされていて、ソーセージの塩気とパンの3つが最高のハーモニー。パンはトーストしてあるかないかっていう絶妙な仕上がりで、乾燥によるパサパサ感もなく、適度な湿度を残しつつ、でもサクサク感もあり。ソーセージも保温がしっかりされおり、熱々です。

値段、味を総合して、このCLASSIC NY HOTDOGは、この記事内で一番おすすめできるホットドックです。

②Tropical Drink – Papaya- 果肉感はほとんどない、さらさらのジュースです。しばらくパパイヤを食べていないので、パパイヤの味を忘れてしまっていたのですが、すごく素朴で優しい味でした。

確かに不思議とホットドッグと相性が良い。他にも沢山のフルーツジュース、スムージーがあるので、暑い時期にドリンクだけのために寄ってもいいと思いました。

■その他
店内は立食式のカウンターがありますが、着席できるスペースはありませんので、ご注意ください。

Sky’s おすすめ度 ☆4.5 (理由:味は素朴で美味しく、NYスタイルの定番ホットドッグをコスパ良く楽しめる。ホットドッグ1本は$5未満。2本のホットドッグとポテト、ドリンクのコンボセットが約$10前後)。METやグッゲンハイム美術館からもアクセス良し。

Schaller’s Stube Sausage Bar (シャラーシュトゥーべ・ソーセージバー)

続いてのおすすめは、アッパーイーストサイドの隣、ヨークビルにあるShaller’s Stube Sausage Bar。先述のPapay Kingからも徒歩圏内です。このお店はドイツ系のお肉屋さん「Shaller’s & Weber」がお店の軒先にオープンしたホットドッグ屋さんということで期待が高まります。

(写真: お肉屋さん「Shaller’s & Weber」の店内の様子。生鮮肉や、ソーセージ、ハムなどの肉加工品を販売している。)

1937年、Ferdinand SchallerとTony Weberはお肉屋さん「Schaller & Weber」を開店します。ヨークビル界隈に住むドイツ系移民のために、遥か彼方の母国ドイツから塩漬け肉やソーセージを手に入れ、顧客から重宝されてきました。創業からもうすぐ一世紀となりますが、ニューヨークにおいて本場ドイツの肉加工品が手に入るお店として有名です。

時代を経て2014年、Ferdinadの孫にあたるJeremy Schallerが3代目オーナーとしてお店を引き継ぎました。JeremyはビジネスパートナーのJesse Denesとともに、様々な文化が入り混じる現在のヨークビルを反映すべく、伝統的なドイツソーセージに世界各国のテイストを加えたホットドッグを創作し、人々が気軽に立ち寄れるスタンドを作りました。それが現在のSchaller’s Stube Sausage Barです。

お肉屋さんの向かって右側にホットドッグを注文できる窓口があります。

(写真: 右側にSchaller’s Stube Sausage Barの丸い看板が見えます。)

■注文したもの(写真の左から)
①SAIGON SPECIAL $11.00
②Steuben’s Reuben $8.00

■コメント・感想
実際に実食した①SAIGON SPECIALについての感想です。

まずパンの部分が、プレッツェルバンで、ずっしりと食べ応えがあります。パンのセレクションからして、ドイツ〜って感じですね。大きさもいわゆるNYスタイルのホットドッグより大きめで、重めのプレッツェルバンと相まって、普通の人なら1本でもお腹いっぱいになると思います。

実食したSAIGON SPECIALは名前の通り、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」を思わせるトッピングです。大根とにんじんのスライスしたもの、きゅうり、ハバネロ、パクチーにシラチャーソースがかかっていて、割とスパイシーです。

主役のソーセージは「Bauernwurst」。日本語で読み方が分からないのですが、バウワーブルスト?って感じでしょうか。牛と豚の合い挽きソーセージです。もう少し塩気がある方が私は好みですが、太めのソーセージですごくジューシーで食べ応えがあります。熱々で提供されたのも嬉しく、ソーセージの質は間違いなく本記事のホットドックの中でNo1です!

アジアとドイツのテイストが不思議と相性良く、どんどんお口の中に入っていきます。

②Steuben’s Reubenは夫が注文したので、私は食べていないのですが、牛肉のウィンナーに、溶けたスイスチーズとザワークラウト、Stubeソースがかかっています。このウィンナーはどちらかというと細めで長いです。定番のトッピングに加えチーズが重厚感を与えています。

この他にも韓国風や、カレー味などもあり、どれも美味しそうで、今回注文するのに迷いに迷いかなり時間がかかりました(笑)。また別のホットドックを食べに再訪すること間違いなしです。

■その他
お店の外に立食式のカウンターあり。着席できるスペースはありませんので、ご注意ください。

Sky’s おすすめ度 ☆4.5 (理由:ソーセージがダントツで美味しく、様々な創作ホットドッグが楽しめる。プレッツェルバンが個性的。お値段は若干高めですが、お肉屋さんが直に提供するソーセージであることを考えると、まぁ妥当かなと思います。)
Shaller’s Stube Sausage Bar (シャラーシュトゥーべ・ソーセージバー)
住所 1652 2nd Ave, New York, NY 10028
エリア Yorkville
最寄り駅 地下鉄: Q「86th Street」下車 徒歩約1分
電話番号 (646) 726-4355
ホームページ https://www.schallerstube.com/

Crif Dogs(クリフドッグ)

ニューヨークのイーストビレッジ(East Village)にお店を構えて20年。ニューヨークスタイルのホットドッグから、アレンジを加えたクリエイティブなホットドッグ、酒類も提供するホットドッグ専門店。

別料金にはなりますが、ハラペニョやザワークラウト、アボカド、チリなど、トッピングも充実しています。最近ロングアイランドシティーのJACX & COのフードホールにも出店しました。

ネイサンズやPapaya Kingを歴史あるレジェンド達とするなら、Crifはカスタマイズや創作ホットドッグの祖と表現できると思います。

■注文したもの(写真の上から)
①B.L.T $6.95
Everything DOG (別日にテイクアウト)$5.95

 

■コメント・感想
①B.L.T – パンは少し黄味がかったホットドッグバンズで、ふわふわでソフトな食感がすごく食べやすい。ソーセージに巻かれているベーコンはカリカリでジューシー、柔らかいソーセージとの食感の違いが楽しめます。ソーセージは合い挽き肉を使用しており、太めで、塩気もちょうどよし

たくさん乗ったトマトとレタスによって、とてもフレッシュな仕上がりになっています。さっぱりしたホットドッグをお探しなら、おすすめです。

Everything DOG – テイクアウトして自宅で食べました。ベーグルにヒントを得たようなクリームチーズと青ネギというトッピングですが、これがホットドッグにも合う!極め付けはEverything Bagleシーズニング。完成度高いです。ただ少し残念だったのは、ソーセージが少し乾燥気味(焼きすぎ?)になっていたことです。

他にも「Build Your Own」では、合い挽きソーセージまたは牛肉ソーセージを選び、好きなトッピング(有料)を追加して、自分だけのホットドックを作ることもできます。

ポテトはTotsと言って、ジャガイモを刻んだものをボール状にして揚げたスタイルで、とても美味しいです。イーストビレッジ散策の途中で、小腹が空いたらぜひ立ち寄ってみてください。

■その他
イーストビレッジ店の営業時間がかなり限定的なのが残念。(水曜〜日曜 5:00pm〜11:00pm)
観光や出張でニューヨークを訪れる方は計画的にスケジュールを組まれることをおすすめします。店内にはテーブル席とカウンター席があります。ビールやカクテルも提供しています。

余談ですが、Crif Dogsの店内にある昔風の電話ボックス。なんと、この電話ボックスが秘密のバーにつながっているってご存知でしたか? バーの名前はまさしく「Please Do Not Tell」。完全予約制のバーで、この電話ボックスにある小窓から予約した旨を告げると中に入れようです。筆者は沢山の人が電話ボックスに入っていくものの外に出てこないので、不思議に思い店員に聞いたところ、秘密のバーだと教えてくれました。

Sky’s おすすめ度 ☆4.0 (理由:ビールの提供もあり、座ってゆっくり食べれるので、イーストビレッジを散策がてら、軽いディナーとしてホットドッグを楽しむのもありかと思います。ホットドッグの味は良いのですが、大きさやトッピングの量の割には、少し値段が高めかなぁということでやや減点。)
Crif Dogs East Village(クリフドッグ・イーストビレッジ)
住所 113 St Marks Pl, New York, NY 10009
エリア East Village
最寄り駅 地下鉄:  L「1 AV」下車 徒歩約9分
地下鉄:  6「Astor  Pl」下車 徒歩約9分
ホームページ https://www.crifdogs.com/
その他 ロングアイランドシティーJacx&Co フードホール(
28-07 Jackson Ave, LI 11101)にも出店している。

King of Kobe

本記事のトリを飾るのは、米国産和牛を使った高級ホットドッグです。店名から高級ステーキ店のようなイメージを抱きますが、ご心配なく。King of Kobeは米国産和牛を使用したハンバーガーやホットドックを提供するレストランです。

マーブル状のさしが入っている和牛と呼ばれる牛は、1975年に初めて米国に輸入され、以来もっぱら日本に輸出するために飼育されていたそうですが、米国人シェフや料理愛好家たちが、和牛の美味しさに気づき、どんどん米国内でも消費されるようになったそうです。

■注文したもの: King’s Classic $11.75

■コメント・感想
米国産和牛を使用したソーセージは旨味たっぷりで、食べ応えがあります。値段は$11.75とホットドッグとしては高めですが、トッピングも沢山乗っており1本で満足のボリュームです。

米国産和牛のソーセージに、ザワークラフト、 炒めた玉ねぎ、マスタードが乗ってきます。パンは日本人が好むふっくらふわふわタイプですが、柔らかすぎてソーセージとトッピングを支えきれていない感があり、やや食べるのが難しかったです。

あと残念だったのが、デフォルトのトッピングであるマスタードが結構辛く、すでにトッピング全体にかかってしまっており、取り除くのも難しくかったこと…。もし心配であればマスタードは別で(for side)でもらった方がいいかも知れません。それを除けばさっぱりしたトッピングが米国産和牛のソーセージと絶妙なバランスで、最後まで飽きなく食べられました。

お店はレストランの形態で営業しているので、店内や野外席でゆっくり食べられます。夫が注文した米国和牛のハンバーガーも美味しそうでした。今新しいスポットが続々オープンしているハドソンヤードからも近く、ハドソン川もすぐ近いので、テイクアウトしてリバーサイドで食べてもいいかも知れません。

Sky’s おすすめ度 ☆3.5 (理由:ホットドッグに関しては、パンがトッピングを支えきれず崩れてしまい食べ辛かったのと、ディフォルトで乗ってくるマスタードソースが辛かった。ソーセージは文句なしに美味しかったです。)ハンバーガーなど他にも多彩なメニューがあるので、レストランとしてしっかりした食事が取れるのはGOOD。
Kings of Kobe (キングス・オブ・コウベ)
住所 650 W 42nd St, New York, NY 10036
エリア Hell’s Kitchen
最寄り駅 地下鉄: A、C、E「42 St – Port Authority Bus Terminal」下車 徒歩約12分
電話番号 (646) 370-5121
ホームページ https://www.kingsofkobe.com/

いかがでしたでしょうか。ホットドッグにまつわる歴史も非常に興味深いですよね。この記事が読者の皆さんのお気に入りのホットドッグ探しの参考になれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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