ホリデーシーズン到来!2021年 ニューヨーク クリスマスイルミネーションのみどころ

NEW YORK

ニューヨークが一番煌びやかで賑わいを見せるのが11月後半から新年にかけてのホリデーシーズン。街中が色とりどりのイルミネーションで飾られ、街を歩いているだけでハッピーな気分になるので、一年でこの時期が一番好きという方も多いのではないでしょうか。

筆者はこれまで旅行者として4 回ほど12月のニューヨークを訪れましたが、今年は住人となり初めてのクリスマス。街歩きをしながら日々準備されていくクリスマスデコレーションを見ていると、ホリデーシーズンへ向けワクワク感が高まってきました。

コロナの影響で昨年のクリスマスシーズンは様々な制限があったようですが、今年はほぼ2年ぶりにニューヨークにいつものクリスマスが戻ってきそうです。嬉しいですね。

というわけで本記事では、12月にニューヨークを訪れるなら、絶対見るべき、主要なクリスマスイルミネーションやイベント会場をスケジュールとともに紹介します。

5番街(5th Ave) / ミッドタウン 周辺

ロックフェラーセンター

ニューヨークのクリスマスの風物詩。世界中の人に知られるロックフェラーセンターのクリスマスツリーとスケートリンク!これを見ないでニューヨークのクリスマスは語れません。筆者も何度も訪れていますが飽きることなく毎回感動します。1年頑張ってきて良かったなぁと感慨深い気持ちになります。

通り挟んで向かい側にあるサックスフィフスアベニューの電飾ショーとも相まって、非日常的な雰囲気で、まるで映画の中にいるみたいな気分になります。実際に映画「ホームアローン2」で、主人公のケビンと母親が感動的な再会を果たしたのが、ここロックフェラーセンターのツリーの前。もしクリスマスシーズンにニューヨーク観光に訪れるなら「ホームアローン2」を事前に見れば2倍楽しめるでしょう。

昨日現地に偵察に行ったところ、メリーランド州から搬入されたツリーが設置されており、電飾の準備中でした。今年のツリーは79ft(24.07メートル)、重さ12us ton(10.89トン)の大きさで、樹齢85年。約5万もの多色LEDライトにより装飾される予定で、ワイヤーの長さは5マイル(8km)にもなるとか!この大木をメリーランド州から運ぶだけで一大プロジェクトですね。

ツリーの頂点に飾られるスターは2018年にDaniel Libenskind氏によりデザインされた三次元のスワロフスキーでに3百万個の水晶で覆われた70のトンガリがついています。重さはなんと900ポンド(408キロ)もあります。上の写真は2019年に訪れた時のものですが、眩いばかりにキラキラしています。

(2021年11月下旬現在:点灯式に向けて準備中)

ロックフェラーセンターのクリスマスツリー
2021年12月1日に点灯〜終了日は未定
毎日6:00am〜12:00am。 クリスマスの日は24時間点灯。大晦日は6am〜9pm。
ツリーの鑑賞は無料
住所: 45 Rockefeller Plaza, New York, NY 10111 (5th Ave側からアクセスします)

ロックフェラーセンターのスケートリンク The Rink
2021年11月6日〜2022年3月(終了日は未定)
毎日9am〜深夜までオープン
入場料は$20〜$54の間で、日付や時間帯により変動。スケート靴レンタルは無料。
住所: 上記ツリーの目の前。

サックスフィフスアベニューの壁面の電飾ショー

ロックフェラーセンターから5番街を挟んで向かい側に位置する老舗デパートのSaks Fifth Avenue。建物の壁面全体に電飾が施され、その精巧さはもうおとぎの国にいるような、本当に美しいイルミネーションです。数十分おきに音楽とともにイルミネーションのショーが始まり、電飾が多彩に変化。見ているだけで心が洗われます。

Saks Fifth Avenue Holiday Window
今年の電飾ショーは11月23日 7:00pmから始まるようです。
住所:611 5th Avenue New York, NY, 10022

5番街 グランドアーミープラザ ピューリッツァー噴水の装飾

プラザホテルの目と鼻の先、Bergdorf Goodman(デパート)とセントラルパークの間にある小さな広場グランドアミープラザにある噴水が、5番街協会(Fifth Avenue Accosiation)の2021年ホリデー企画「The Fifth Season」により、動物たちがスケートを楽しむ愉快な展示に変身。

氷の世界で思い思いに遊ぶ32体の動物たちは、ブルックリンのHarlequin Designs氏により創作されました。写真だと分かりませんが、普段噴水の水で満たされいる場所がスケートリンクに模されており、一部の動物たちは、まるでスケートをしているように動きます。見ていて楽しい気分になる展示です。

The Fifth Season
住所:764 Central Park S, New York, NY 10019

セントラルパークのスケートリンク

新しい運営母体を迎えこの冬再オープン。再オープンにあたりスケートリンクの保全面での改良、新しいクラブハウス、カフェで提供する食事の向上、デジタルチケットシステムの導入など、様々な面で改善が図られています。観光客で混み合うロックフェラーセンターやブライアントパークを避け、こちらでスケートを楽しむ地元ニューヨーカーも多いとか。ホリデーシーズンの料金設定も両者に比べると少し割安です。

セントラルパークの散歩の途中でちょっと見るだけでも、ニューヨークのホリデーシーズン気分を味わえます。

Wollman Rink
2021年11月16日〜
<一般来場者の入場時間帯>
月・火 10:00am〜2:30pm
水・木 10:00am〜10:00pm
金・土 10:00am〜11:00pm
日 10:00〜9:00pm
入場料は$14〜$23の間で、日付や時間帯により変動。スケート靴レンタルは$11。
住所:830 5th Ave, New York, NY 10065

ラジオシティ音楽ホールの電飾

去年は休園となった毎年恒例のクリスマス・スペクタキュラーショー「Rocketts」が今年はRadio City音楽ホールに戻ってきます。筆者はショーを見たことはありませんが、アメリカ人にとっては、ホリデーシーズンを象徴するショーのようですね。(2021年12月18日更新:残念ながらコロナウイルス感染再拡大でショーは期中で中止となりました。残念

ホリデーシーズンになると、音楽ホール入り口の屋根の上にクリスマスツリーが飾られます。このツリーの電飾が始まったのは約70年前とのこと。ニューヨークを訪れる多くの旅行者がこのツリーを見にやってきます。筆者は専らツリーの鑑賞のみですが、Radio City音楽ホールの賑やかな電飾を見ると、ブロードウェーをはじめとする世界のエンタメの中心地にいることを改めて感じることができます。

Radio City Rockettes
ツリーの点灯時期はホームページに記載なし。
住所:1260 Avenue of the Americas(6th Ave), New York, NY 10020

ブライアントパーク Bank of America Winter Village

こちらもロックフェラーセンターと並び、ニューヨークのクリスマスシーズンを語る上で外せないイベント。ブライアントパークにクリスマスツリー、スケートリンク、ホリデーマーケット、レストランが出現します。まさに公園一体がホリデーシーズンを存分に満喫できる一つの村のよう。歩くだけでとてもワクワクする空間になります。

クリスマスツリー
今年のクリスマスツリー点灯日は2021年12月6日。点灯セレモニーでは劇団クラシカルシアター・オブ・ハーレム聖歌隊やスケーターによるパフォーマンスがあります。

スケートリンク The Rink
2021年11月19日〜2022年1月2日
毎日8am〜10pmオープン 11/19〜12/26の間の土日および12/25〜1/2は11:30まで営業
入場料は無料だが要予約。スケート靴のレンタルは$15〜$45の間で、日付や時間帯により変動。靴を入れるためのバックパックは無料だが、大きな荷物の保管にはクロークを使用する必要があり、サイズにより$5〜$15のクローク使用料がかかる。
リンクに大きなバック類の持ち込みは禁止。
Bank of Americaのデビットまたはクレジットカードで支払えばスケート靴レンタルが10%オフになる。

ブライアントパークホリデーショップ
2021年10月29日〜2022年1月2日
毎日11:00am〜8:00pm

その他、期間中透明のかまくら「Igloos」やカクテルや食事を楽しめる「The Lodge」もオープンします。

住所: Between 40th and 42nd Streets & Fifth and Sixth Avenues

ニューヨーク公共図書館のクリスマスツリー

ブライアントパークに隣接するニューヨーク公共図書館(NYPL)。ブライアントパークとセットで訪問できます。玄関前のライオン?のクリスマスデコレーションを見るのも楽しいですが、館内のクリスマスツリーが美術館とも称される美しい館内の雰囲気にすごく合っていて、一見の価値ありだと思います。

開始時期や詳細についてホームページには掲載なし。館内には無料で入館できます。
住所:476 5th Ave, New York, NY 10018

ローアーマンハッタン

ミッドタウンから少し離れるので、お時間に余裕があれば。

ニューヨーク証券取引所のクリスマスツリー

世界の金融の中心、ウォール街にあるニューヨーク証券取引所(NYSE)。取引所の入口に大きなツリーが設置され建物もきれいにライトアップされます。上記にて紹介したアトラクションから少し離れているので、これまで訪れたことはなかったのですが、ニューヨークの住人となった今年はぜひ見に行きたいと思っています。(更新: 2021年12月4日に鑑賞しに行ってきたので写真を掲載します。赤と緑のライトが建物の柱の部分を強調して遠くからでも目を引きます。ツリーの電飾の一部は点滅しており、幻想的な雰囲気を出しています。

NYSEのクリスマスツリー
なんと今年で98回目となる点灯式は2021年12月1日に実施されます。
住所:11 Wall St, New York, NY 10005

ユニオンスクエアのホリデーマーケット

ブライアントパークのホリデーマーケットと同じUrban Spaceにより運営されているようです。お散歩がてらホットコーヒーやアップルサイダー片手にお店を見て回るのも、ホリデーシーズンの楽しみです。

ユニオンスクエアのホリデーマーケット
2021年11月18日〜2021年12月24日
月〜土曜 11:00〜8:00pm 日曜 11:00am〜7:00pm
サンクスギビングは休業、クリスマスイブは4:00pmまで。
住所:201 Park Ave S, New York, NY 10003

最後に
本記事で紹介したイルミネーション以外にも、街中のオフィスやお店が趣向を凝らしたイルミネーションで建物を飾りつけ、通りを歩くだけで、映画の世界に迷い込んだ気持ちになるニューヨークのクリスマス。ぜひ機会があれば訪れてみてください。
昨年コロナの影響で自粛気味のホリデーシーズンを過ごした多くの方にとって、今年は大切な人とより沢山の幸せを感じられるホリデーシーズンになりますように。

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